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最終回はまさかのハッピーエンド!?二転三転する結末へと向かう漫画『角の男』感想ネタバレ

最終回はまさかのハッピーエンド!?二転三転する結末へと向かう漫画『角の男』感想ネタバレ

人と鬼との関係は、小説・漫画・アニメ問わず、いろいろな形で表現されています。

しかし、この漫画の中での鬼は、本来は人間と同じ立場でありながら差別を受けてきた「角族」として描かれています。

角の男は、角なしのユエと角族のジャオ、二人の立場から物語が進んでいきます。

そこに待っているのは、裏切りだらけの現実。

しかし、それは最後に温かさをもって迎え入れられます。

今回は、山うた(yamauta)さんが描く、幻想的な世界に残酷な現実が映る漫画『角の男』の、感想・ネタバレについてご紹介します。

ツイッターでご自身の新しい作品等についてもツイートしていますから、気になった方は要チェックですよ!

『角の男』の登場人物

角の男

 

角の男は、ユエとジャオ、二人の関係性から物語が始まります。

もともとは仲が良かった二人が、たった一つの過ちから運命の歯車が狂ってしまい、やがてそれは国や種族そのものの考え方をも変える大きなうねりとなって、お互いの身に返ってきます。

○ユエ

親に捨てられた龍帝国の人間(角なし)。

子どもの頃に寒山の雪降る中、一人立ち残されてしまうが、それを不憫に思ったジャオに救われる。

一年間、山奥の角族に育てられるが、親の顔見たさに家に戻ったことが、二人と龍帝国の悲劇の始まりとなる。

 

○ジャオ

ユエを拾い、兄弟のように過ごした角族。

ともに暮らす中で友達になり、ユエが母親に会いたいといった願いをかなえるため、村の掟を破りユエをもとの家に送り返す。

それがもとで村が人間に滅ぼされ、10年という長い間奴隷として生活することになる。

『角の男』の感想・ネタバレ

角の男は、作品を通して虐げる側と虐げられる側とが、くっきりと分けられています。

どうしてそうなったのかは作中では語られていませんが、人間が角族を「鬼」と称し、奴隷として使うようになったのです。

しかし、それはあくまでも龍帝国の中での話であり、別の国では角族が角なし(人間)を虐げている例も見られます。

ユエは、そのような常識がはびこる龍帝国で、かつての仲間であった角族を守ろうと奮闘します。

しかし、自らの過ちによって、心からの信頼を得られないことが分かったユエは、ジャオにだけ本音を話すようにし、他の角族を忌み嫌うような「嘘」をつき通します。

幸か不幸か、隣国との戦争が起こり、ユエが守る角族の能力が評価され、その立場は安泰となります。

しかし、多くの角族を囲い込む姿勢が政府の疑念を招き、結果的にユエは政府に捕らえられ、死罪を言い渡されます。

果たして、ユエはどうなってしまうのか。

ジャオたちは、ユエを許すことができたのか。

全ては、圧巻のラストシーンに向け動き出します。

自分が裏切ったわけじゃないのに、結果的に裏切ってしまったユエの苦悩が切ない……

結論から言えば、この話はいくつかの犠牲を伴いながら、ハッピーエンドに向けて動きます。

ただ、そこに至るまでの描写が、読んでいてつらいと感じることもありました。

ユエは、角族を裏切ったわけではなく、ただ母親に会いたかっただけです。

しかし、母親に会った事実だけで、一つの村が滅ぼされてしまいました。

ジャオは、ユエに裏切られたものと思いましたが、実際には違いました。

それゆえ、心のどこかで憎みたいのに憎み切れない状況になり、二人はもう一度未来のために動き出します。

しかし、この漫画でユエは、自分に罪もないのに罪を背負おうとし、嫌われる必要もないのに嫌われようとします。

自分の命を犠牲にしてでも、未来の惨禍を防ごうとします。

自分が悪いことをしたわけじゃないのに、結果的に悪いことをしたようにみなされる。

それでも、自分の周りの人が助かるよう心を砕く。

嘘で隠されたひたむきさと健気さが、この作品のせめてもの救いだと思います。

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